はじめに「防災共育管理士とは」をご参照ください。
災害大国日本では、いつ、どんな災害が起こるかは、誰にもわかりません。
災害が発生するたびに被災者の声は「まさか、自分がこんな災害に遭うとは思わなかった」と、同じ言葉を聞きます。
現代の私たちの生活は、安全に慣れてしまい、知らず知らずのうちに危険に対して鈍感になり、人は安心して幸せに生きていきたいという気持ちから、「正常バイアス(安全性バイアス)」が働くため、予期せぬ事態に対応できなくなっています。
もしも…の時が発生した時、その瞬間から、身を守る行動を起こせるような危機管理能力を持ち、事前に安全な環境づくりと被災時の生活などの正しい情報を得ていることで、自身と大切な人を守ることができます。
阪神・淡路大震災や東日本大震災のような大規模広域災害時の「公助の限界」が明らかになりました。
国は自力で生きて欲しい…と、自力7割・共助2割、公助1割と定めています。
国民全体の「公助に重点を置くべき」という国に頼る意識が減少し、自助、共助、公助のバランスを保つためにも、自力で生きていく覚悟を持つ必要があります。
危機管理能力を高め、防災知識を得ることで、自身と大切な命を守れるような防災を意識した生活を、日常化しましょう。
30年以内起こる可能性がある大地震や、環境変化による様々な災害に対応するためには、災害大国日本において、「防災準備」は急務です。